福井県共同研究 メンテ性高めた伸縮装置開発
脱着式でコスト低減 除雪も配慮した構造
図面あれば どの会社でも製作・交換可能に

メンテナンスに優れた新伸縮装置
メンテナンスに優れた新伸縮装置

 福井県建設技術公社は産学官共同研究成果として「メンテナンスに優れた橋梁伸縮装置の研究開発」について2020年12月に公表した。日光産業、福井工業高等専門学校、福井県による共同研究。県、市町が管理する橋梁は9120橋あり、点検および補修し易い構造であれば、コスト縮減効果が大きく発揮されるとの観点で伸縮装置に着目し、経済的かつ効果的な維持管理補修構造について2019年2月から共同研究を進めてきた。
 研究では、簡便に取り換えできる伸縮装置の製作に取り組み、多雪地域での橋梁上の除雪作業にも配慮した強度、形状をもつことや、短時間で施工可能な構造とすることなどを主眼に置き、加えて、独自の技術は一切取り入れず、ほとんどの会社が図面さえあれば交換できるものとした。
 現段階では、伸縮量が20mm、30mm、40mm、50mmの各伸縮装置の試作品は完成し、試験施工を行う準備ができている。今後、コロナ禍の状況が落ち着けば試験施工を行い、施工性や耐久性の検証を進める。
 開発の背景としては、‥紙面へ