工事用仮設桟橋 急速施工可能に
鹿島・ヒロセ トライピア工法開発

トライピア工法概要図
トライピア工法概要図

 鹿島とヒロセは共同で、工事用仮設桟橋の急速施工を可能にする「トライピア工法」を開発した。仮設桟橋を支持し、橋脚(ピア)を構成する鋼管杭は、一般的に1ピアあたり4~6本必要なところ、同工法ではこれを3本に削減できるため、桟橋の構築にかかる工期・コストをそれぞれ約20%削減することを可能にした技術。また、専用のガイド桁やゴンドラを使用することで急斜面上での作業が減るなど、安全性も向上するという。
 ヒロセの資材ヤードでガイド桁のスライド試験を実施した後に鹿島の現場に試験適用し有効性を確認、1月26日に工法開発を発表した。
 トライピア工法の主な特徴は、▽鋼管杭を正三角形に配置することで、必要最小限の杭本数でピアとしての橋軸・橋軸直角方向の剛性を確保でき、最大16mの長大スパン化が可能になったこと▽専用のガイド桁で鋼管杭の頭部を固定することで、桟橋上から正確に打設作業が行えるようになり、斜面への打設位置調整用の架台設置が不要となることで安全性が向上したこと▽3本の鋼管杭を一体化させるために鋼管杭同士をつなぐ斜材・水平継材の取り付けに、専用ゴンドラを使用することで作業の効率・安全性が向上すること--など。
 仮設桟橋は、山岳部での橋梁や‥紙面へ