国交省 道路メンテ高度化へ検討事項提示 橋梁 部位・部材ごとの最適な点検手法の整理へ

社整審 道路メンテナンスに関する今後の検討事項(案)

 国土交通省は11月12日に道路分科会第14回道路技術小委員会を開き、▽道路メンテナンスの2巡目点検(1年目)の結果▽道路メンテナンスに関する今後の検討事項、などについて審議、橋梁やトンネルなど道路構造物のメンテナンスの高度化に向けた検討事項をまとめた。今後、部位や部材ごとに最適な点検手法を議論するほか、維持管理を効率良く推進するため、補修・補強対策で新技術や新工法の導入に向けた技術基準を策定する。収集したデータを構造物の管理に生かすため、必要な情報項目も整理する。
定期点検における新技術活用の方向性として、▽部位、部材の状態把握は、目的に応じて最適な技術を組み合わせて効率的に実施すること、▽健全性の診断は、AI等の技術も活用しつつ、人(知識と技能を有する者)が実施することなどを示した。
新技術活用の考え方として、橋梁を例に、▽橋長2m以上ある国内橋梁全72万橋の約9割を溝橋や床版橋、桁橋など構造が単純で小規模な橋梁が占めているとして、これらの構造が単純または小規模な橋梁は点検項目を絞り込んだ上で、簡易に安価に活用できる技術による作業効率化を、2巡目点検の開始時から対応済みなこと、▽今後、残り1割の構造が複雑または大規模な橋梁(斜張橋や吊橋、トラス橋やアーチ橋などの特殊橋梁や橋長が50m以上の桁橋)に対し、部位・部材に応じて様々な新技術を組み合わせるなどにより、点検を効率化できるよう点検要領に反映することが示された。
今後、橋梁やトンネルなどの分野別会議を経て、今年度内に小委員会で検討の進捗状況‥紙面へ

社整審 新技術活用の考え方 [橋梁の例]
社整審 定期点検における新技術活用の方向性(案)
社整審 部位・部材ごとの最適な点検手法の整理イメージ (橋梁)