建設施工用途のパワーアシストスーツ 導入に向け 技術情報募集/建設施工におけるパワーアシストスーツ導入検討WGも設置

パワーアシストスーツ 特許庁

 国土交通省は、今年度、「建設施工におけるパワーアシストスーツ導入検討WG」を立ち上げ、技術の実証を進める。建設現場の生産性向上を目指してi-Constructionを推進している一環。そこで、主に企業などから、パワーアシストスーツに関する技術情報を募る。募集期間は8月6日から9月4日。パワーアシストスーツ(外骨格(exoskeleton)ともいう)とは、身体に装着し、装着者または作業対象に対して作用することで、身体動作の支援、身体機能の改善・治療などを行うもの。
募集内容は主に3つで、① 一般に調達が可能なパワーアシストスーツ技術について、②パワーアシストスーツを建設施工の現場に導入する際の留意点について、③その他(国土交通省に望むこと、技術実証するうえでの要望など)。
①では、▽仕様、性能、価格等がわかる資料(製品カタログなど)▽これまでの導入実績、活用効果等がわかる資料▽具体的な調達方式について(例.製品購入、またはレンタル・リース契約など)▽その他(技術の具体がわかる資料など)を求める。
②では、▽装着者に対する講習等の必要条件の有無とその具体▽事前に取得すべき免許、考慮すべき規制など▽使用に際して、万が一、事故が発生した場合の責任分界の考え方▽その他(知財権等の留意点など)を求める。
募集に先立ち、8月5日にパワーアシストスーツ導入検討WG(第1回)を開催。開発者側からの現状・事例の報告や、使用者側からの建設業の現状とパワーアシストスーツへの期待、今後のWGのスケジュールなどについて議論した。
今後のスケジュールとしては2020年度にWG設置後、性能評価手法の検討、模擬環境下での試験施工を行い、効果を把握。2021年度以降、人間拡張技術開発・導入のあり方を示す「ロードマップ」を策定。さらに現場ニーズの変化や技術の進展等に応じ、性能評価手法等の再検討、高度な試験施工、評価を実施し、これらの結果を踏まえ、制度整備に着手、例えば、直轄事業における導入促進手法などを示す予定だ。
足もとの2020年度は第2回のWG(10月上旬)でパワーアシストスーツの利活用場面(ユースケース)の設定とそれに基づく性能評価の指標や手法を検討①、第3回(11月下旬)WGでパワーアシストスーツの利活用場面(ユースケース)の設定とそれに基づく性能評価の指標や手法を検討②、第4回(1月下旬)WGで実証‥紙面へ

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