橋梁工事で見積もり活用方式など 大宮国道 伸縮取替えや耐震補強で

 大宮国道事務所は「R2国道17号笹目橋(下り)舗装修繕工事」と「R2熊谷・春日部国道出張所管内橋梁耐震補強工事」で公募型指名競争入札方式(総合評価落札方式)、見積活用方式、間接工事費実績変更方式を試行するほか、併せて難工事指定を採用する。橋梁耐震補強は施工箇所が点在する積算方法も採用する。
大宮国道では予定価格超過や入札参加者がいないことなどで、入札のとりやめや不調が予測される工事について不調・不落対策を試行しており、今回発注する工事も標準的な積算と実勢価格が乖離することが予想されるため、この一環。
公募型指名競争入札方式(総合評価落札方式)は競争参加者が少数と見込まれる対象工事ごとに技術資料収集に係る公示資料の交付を受けて、競争参加希望者が参加表明確認申請書および技術資料(参加要件は企業のみとして技術者要件を求めない)を提出し、指名基準による選定を行い、指名された競争参加希望者により総合評価落札方式で落札者を決定するもの。総合評価は災害活動実績を加算点としている。
見積活用方式では、笹目橋については「通常より傷みが激しい恐れのある床版上での作業である」こと、耐震補強では「作業量が1橋梁ごとに少なく、1橋のなかでも工事箇所が点在している」ことから、作業効率が低下することが懸念されるため、入札者から見積の提出を求め、その価格の妥当性を検証のうえ、予定価格に反映する。見積を求める工種は、標準的な積算と乖離が予想される工種を選定する。
間接工事費実績変更方式では、運搬費・安全費で、標準的な積算と実勢価格の乖離が予想されるため、その妥当性を確認のうえ実績により共通仮設費(率分)を変更する。
難工事指定では、工事を適切に完成させた場合、その後の発注工事における総合評価項目「難工事施工実績評価対象工事(試行)」を加点対象とする。
施工箇所が点在する積算方法としては、建設機械を運搬する費用や交通規制などがそれぞれの個所で発生するなど、積算額と実際にかかる費用の乖離が考えられることから、工事個所ごとに共通仮設費、現場管理費の算出をするもの。
R2国道17号笹目橋(下り)舗装修繕工事は、アスファルト舗装工、路面切削工1式 、オーバーレイ工1式、橋面防水工1式、伸縮装置交換工1式。
完成時に70点以上の工事成績評定を通知された場合、今後発注される「難工事施工実績評価対象工事(試行)」の総合評価で加点対象とする。
施工個所は、荒川などを渡河する長大橋で、全て伸縮装置を交換したうえで、橋面防水と橋面舗装を実施するため、複数回の切り回しが必要で費用が多大になるなどのことから、安全費と運搬費で標準的な積算と実勢価格の乖離が予想されるため、間接工事費実績変更方式を実施する。
工事事場所は東京都板橋区新河岸三丁目地先~埼玉県戸田市早瀬二丁目地先。工期は契約の翌日から2021年3月31日まで。
入札公告、見積依頼書交付は8月4日。競争参加資格確認申請書、見積書提出は25日まで。入札・工事費内訳書提出は9月25日までで、開札は同30日。
R2熊谷・春日部国道出張所管内橋梁耐震補強工事は、‥紙面へ