国交省 横断歩道橋床版メンテで新技術募集/20年1月14日まで受付/修繕に対する技術基準策定の初弾として

歩道橋募集

 国土交通省は、軽量で耐久性に優れる新しい横断歩道橋の床版技術を11日から募集している。応募締め切りは1月14日。補修コストの低減や維持管理業務の省力化につながる新材料・新工法の活用に向けた取り組みで、関東地方整備局に設置した横断歩道橋リニューアル検討員会が担当する。委員会では今後の維持管理も含めた適切な補修方法を検討する。床版技術に求める主な要件は①腐食しない、または腐食しにくい高耐久性を持つ床版、②従来の床版よりも軽量な床版、③従来の床版よりも安価に施工・維持管理できる床版の3点。要件に対応して必要な試験・調査および結果の提出などにかかる費用は応募者の負担となる。
背景には、法令に基づく定期点検が2018年度で一巡し、床版の劣化進行や、腐食片の落下など、第三者被害につながる可能性がある横断歩道橋が確認され、早急な対策が求められていることがある。
応募は、2020年1月14日まで道路局国道・技術課横断歩道橋床版新技術公募担当へのメール(hqt-tenkengijutsu@gxb.mlit.go.jp)か郵送で受け付ける。適用性を評価した技術を来年度から現場実装していく。
求める具体的な要件は、9点で、次の通り。
①材料特性が明らかで保証されていること、②腐食しないまたは腐食しにくい高耐久性を有すること。材料劣化のメカニズムが明らかであること、③耐久性能の確保の方法が明らかであること、④点検による状態の把握が可能であり、補修や交換の必要性が判断できること、⑤群集荷重に対する耐荷力評価式が明らかであること。床版形状と使用材料のパターンが決まっている場合は、そのパターン毎に耐荷力が明らかであること。ただし、立体横断施設技術基準(S53.3)Ⅱ横断歩道橋編の規定に従い必要な耐荷力を有していること、⑥従来の床版(320kg/m2)よりも軽量であること、⑦従来の床版よりも安価に施工・維持管理できること、⑧床版の交換方法が明らかであること、⑨施工品質が確かであり、施工品質の確認方法が明らかであること。
国交省は10月10日にあった社会資本整備審議会で、2巡目以降の定期点検に向け引き続き検討すべき項目の一つとして、修繕に関する技術基準の策定をあげ、このうち新技術導入に向けた仕組みの検討として、先行的に横断歩道橋のリニューアルを対象に着手するとしていた。新技術・新工法を活用した補修・補強のための技術基準や性能の確認方法の検討に向けて、床版補修に対する▽新材料・新技術▽技術基準(性能)▽性能を満たすことの確認方法、を整理することを目的に、今秋に技術公募‥紙面に続く