広島高速道路公社 インフラ長寿命化計画

広島高速道路公社の点検
広島高速道路公社点検結果
広島高速道路公社個別施設計画

◆今後の大規模改修言及 鋼橋コンクリート床版の取替え工事や、高性能床版防水の敷設、桁端部表面保護工など
橋梁比率約6割 14・6km 橋長2m以上の120橋管理、100m超が90橋

広島高速道路公社は2017年3月に「インフラ長寿命化計画(行動計画)」を、翌2018年3月に「個別施設計画」をまとめ、これに基づいた維持管理を進めている。
インフラ長寿命化計画行動計画は1986年3月に開通以来、計画延長29・0kmのうち86%にあたる25・0kmが開通するなか、古い路線では約30年が経過して構造物の損傷数が年々増加傾向にあることなどを背景に、中長期的な取り組みの方向性を示すものとして、2017年にまとめたもの。2017年版の対象期間は、残る未開通区間4・0km(安芸府中道路~広島駅)が開通する2020年度末としている。
2017年版で対象とする開通済み25・0km区間の構造物延長と比率は、橋梁部14・6km(構成比58・4%)、トンネル部4・9km(19・6%)、土工部5・5km(22・0%)。
このうち橋長2m以上橋梁は120橋で、高速1号線に32橋、高速2号線に39橋、高速3号線に48橋、高速4号線に1橋。
橋長別では100m以上が90橋で、100m未満が30橋。最も長いのが広島高速3号線の仁保JCT(呉)出橋で787・1m。100m超の内訳は、700m台が1橋、600m台が1橋、500m台が2橋、400m台が6橋、300m台が5橋、200m台が42橋、100m台が33橋。
橋梁の経過年数でみると、30年以上の橋梁が・・紙面に続く

◆個別施設計画 120橋の点検、修繕年度示す
点検 19年度26橋、20年度35橋予定

 2018年にまとめた個別施設計画は、長寿命化計画行動計画の対象施設について、個別具体の計画をまとめたもの。対象期間は5年に1回の定期点検サイクルを踏まえるとともに、インフラ長寿命化計画行動計画の計画期間に合わせ、2020年までとしている。
これら修繕などに必要な事業費は、国土交通大臣の整備計画変更許可を受けた際に見込まれており、維持管理費と、修繕費(大規模修繕費は含まない)はそれぞれ、2017年度が1・1億円と2・2億円、22年度が1・2億円と3・1億円、27年度が1・2億円と3・4億円、32年度が1・2億円と3・5億円。
点検結果は、2014~16年度の累計で、点検橋梁数が管理橋梁数120橋のうちの89・2%となる107橋で、このうち判定区分Ⅱ(予防保全段階=構造物の機能に支障が生じていないが、予防保全の観点から措置を講ずることが望ましい状態)の橋梁が100橋で、点検済みの107橋のうちの93・5%を占め、判定区分Ⅲ(早期措置段階=構造物の機能に支障が生じる可能性があり、早期に措置を講ずべき状態)の橋梁が6・5%の7橋。判定区分Ⅰ(健全=構造物の機能に支障が生じていない状態)とⅣ(緊急措置段階=構造物の機能に支障が生じている、又は生じる可能 性が著しく高く、緊急に措置を講ずべき状態の橋梁はいずれもなかった。
残る13橋は2017年度に1橋、18年度に12橋点検済みで、今年度から2巡目の点検に入っている。
19年度の点検は26橋予定し、内訳は・・・紙面に続く

◆19年度の発注見通し、橋梁関連は2件 業務、工事それぞれ1件
県道広島海田線2期新大洲橋架替2 希望者なく入札中止に

 広島高速道路公社の2019年度の発注見通し(7月1日公表時点)で、橋梁関連は、業務、工事各1件ずつの計2件だった。
全数は業務4件、工事3件の計7件。
業務は、公社で最も古い路線で開通後30年以上経過する高速1号線関連で、「令和元年度高速1号線橋りょう補修設計業務」。一般競争入札。発注時期は第2四半期を予定。業種は道路。業務場所は広島市東区温品町。
主な業務内容は、橋りょう補修、迂回路設計一式。
業務期間は約5カ月。
工事は、県道広島海田線2期新大洲橋架替工事(その2)」で、6月21日に公示していたが、参加申請受付期限の7月2日までに入札参加希望者がなく、3日付で入札中止となった。16日までの入札書の受け付け、17日の開札を予定していた。一定の期間内で工事着手日を選択できる工事着手日選択契約方式の試行工事だった。
参加資格は土木工事業に関わる入札参加資格の・・紙面に続く