JR北海道 高架橋柱を耐震補強 /まず優先順位高い新札幌高架、千歳高架で /17~21年度で1067本 31億円で 

JR北海道の耐震補強計画

 高架橋の耐震補強は2017年度からの5カ年計画を中心に進められている。JR北海道ではこれまで、大正12年の関東大震災を契機とした昭和5年の耐震基準の導入から、大規模地震の発生を契機に改定を重ね、耐震性能の向上を図ってきたが、一方でまだ耐震補強を必要とする高架橋も残されている。これらは昭和53年の宮城沖地震を契機に改定された昭和58年の耐震基準より前の設計で建設されたものだ。
そこで、17年度から5カ年の予定で、耐震診断と補強の優先順位が上位1位と2位の新札幌高架橋と千歳高架橋で、国からの支援金を活用した単独工事として耐震補強を進めている。補強内容は、標準工法としている鋼板巻き補強工法、柱と壁が一体となっている個所に適用する一面補強工法。高さ6mの柱一本あたりの工事費は、鋼板巻きが150万円、一面補強が500万円を想定。
新札幌高架橋は高架延長2.3㎞で、このうち補強対象は2・1㎞。柱782本のうち、635本を補強する。5カ年の工事費は21億4000万円で、17年度が4・1億円、18年度3・4億円、19年度4億円、20年度4・7億円、21年度5・2億円を予定。
千歳高架橋は高架延長3・3㎞で、このうち補強対象は2・4㎞。柱1026本のうち、432本を補強する。5カ年の工事費は9億6000万円で、17年度が1・8億円、18年3億円、19年度2・3億円、20年度2・5億円を予定。
ほかに耐震診断を必要とする高架橋は6橋で、優先順位が高い方から・・紙面に続く