国交省 維持工事で入札契約方式改善へ/災害協定 加点や用件に/交代制、「休日」も検証

 国交省は地域のインフラを適切に維持管理していくために、維持工事の入札契約方式の改善について、15日に開いた有識者会議で検討を始めた。入札契約方式で▽災害協定締結者や一般土木工事受注者の一層の加点▽災害協定締結者の競争参加要件化、の2案を提示した。平常時でも災害時でも地域インフラを支えられる体制確保につなげる狙いがある。出先事務所での2020年度の試行を想定し、入札契約方式の選択肢の一つとして検討する考えだ。
災害協定締結者や一般土木工事受注者の一層の加点では、維持工事と一般土木工事双方の経験者の増加につなげる。災害協定締結者の競争参加要件化では、維持工事の発注で価格などの競争性を担保した上で、災害協定を締結した企業の中から受注企業を決めるもので、災害対応に当たる者が、平常時から維持工事を経験できるようになる。
維持工事の従事者は24時間・365日の対応が求められるなど業務負担が大きい。国交省は19年度に、維持工事や災害復旧工事を対象に週休2日交代制モデル工事を試行し、交代制に取り組むための経費や休日確保の確認方法などを検証する。労働基準法では「時間外」「休日」「深夜」の3種類の割増賃金が規定されているが、国交省の積算基準には「休日」の取り扱いがない‥紙面に続く