三井住友 鉄筋組み立てでロボット実用へ/配置や結束を自動化 軌道スラブや大規模更新部材など

三井住友建設が開発した鉄筋組立ロボット

 三井住友建設はロボットの活用による省人化・省力化で生産性向上を実現する、鉄筋組立自動化システム「Robotaras(ロボタラス)」の開発に着手し、鉄道構造物の軌道スラブ製造において鉄筋配置・結束作業を模擬した動作試験を実施し、システムの導入に目処をつけた。
ロボタラスはプログラミングされたロボットで、ロボットアームを使い、手作業だった鉄筋の供給、配置、結束を自動化する。先端部分で鉄筋保持具と鉄筋結束機を自動着脱し、鉄筋の配置と結束作業を行うもの。作業員が鉄骨材と結束ワイヤを機械に補充するだけで、軌道スラブ向けの鉄筋組み立てができるようになる。作業の省力化や省人化につながる。
同社の三田川PC工場では、九州新幹線で使われる軌道スラブを生産している。鉄道建設・運輸施設整備支援機構から受注した「九州新幹線(西九州)、武雄・大村間軌道スラブ製作運搬」工事では、2017年11月~21年2月の期間で1万1933枚の軌道スラブを製造する。
通常、作業員約20人が鉄筋組立(供給・配置・結束)を手作業でしているが、形状が同じ軌道スラブの鉄筋組立は単純作業を繰り返すため、担い手不足の解消と作業負担の軽減、生産性向上を目的に、自動化システムの開発を進めてきた。
同社は今年から3カ年の中期経営計画で「建設生産プロセスの変革」を掲げて、‥紙面に続く