飯田高架橋耐震補強 静岡国道事務所/ 低空頭スライド工法を活用 コストや渋滞を抑制 / 桁下の狭小空間で作業 通行規制や切り廻しなし

低空頭工法で施工

1号静清バイパスで、通行規制とコストの抑制を狙った低空頭スライド工法が飯田高架橋上下線の耐震補強で使われている。
一般車両を通行させたまま、高架橋を大規模地震に粘り強い構造に強化する耐震補強をする必要があり、加えて桁下空間に制約があるなかで施工する必要があった。桁下空間高さは5・3~6・0m未満。
発注にあたった国土交通省静岡国道事務所によれば、オールケーシング工法などの従来工法であれば、①いったん現道路を切り廻して迂回させてから、②現在の橋梁を撤去し、③撤去した場所に高架橋を新規に築造することとなるため、今回、低空頭スライド工法の採用で、コスト増加、迂回中の渋滞による経済的損失、工期の長期化などのデメリットを総合的に回避できたという。一方課題としては、①上空制限がない場所と比較すると、施工台数が限られ、施工効率が低下すること、②重機組立分解を行うための上空制限がない場所の確保およびその場所からの移動が必要なこと、③経験あるオペレータを要すること、などをあげる。
静清バイパスでは現在、清水区にある唯一の平面区間(静岡市清水区横砂東町~八坂西町間2・4㎞)を高架化する「清水立体」の整備が進められている。
ここで低空頭スライド工法の活用区間があり、工事対象はPC4径間連続中空床版橋(上り)、PC4径間連続中空床版ラーメン橋、PC3径間連続中空床版橋(上下)で、工期は3月29日ま‥紙面に続く