特集・急伸する中国鋼橋需要

中国建設関係固定資産投資増加率推移/中国鋼構造の川下需要

■需要喚起 中国鋼構造 鋼橋増勢
「低炭素鋼は環境にいい」 グリーン政策推進

一国の過剰生産が世界問題化していた中国の鉄鋼業。鋼橋が少ないといわれてきた中国は今、「低炭素鋼による鋼構造物はコンクリート構造物より環境に良い」とする「グリーン建築」「グリーンビルディング」政策を推進、鋼構造物増築の一環で鋼橋も急速に増えている。政府がグリーン建築創造活動計画を発表し、住宅都市農村建設部が12次5カ年計画(2011~2015年)期間中の建築開発計画概要を公表したのは2013年。2014年1月時点で鋼橋構造物のグリーン建築基準を満たすものはわずか1%に満たなかったものを、13次5カ年計画(2016~2020年)で、都市部の新築でグリーン建築基準を満たすものを30%まで伸ばすことを目標にする。2020年までに省エネ建築プロジェクトに少なくとも1.2兆元の投資をする見込みだ。
中国鋼構造業界によると、2020年の国内鋼構造の使用量は2014年の4100万tから倍増し、8,000~10,000万tに達すると予測される。そのうち重点は鋼構造建築と鋼橋とされ、2020年に5,500万t達成を見込む。2013年6月時点で国内橋梁に占める公共の割合はごくわずかで1%にも満たない。トン数ベースでは394万tで、これが2017年までに545万tに達する見通しという。ただ鋼構造業界には10,000社超もの競合がひしめき、海外市場の開拓や業態の多角化も必至で、米国の橋梁市場に展開し存在感を強めつつあるほか、鋼橋老舗が教育業界に参入するなどの動きが活発化して・・・続きは紙面に