鹿児島県橋梁長寿命化修繕計画
2019~2028年度

鹿児島県離島

◆塩害影響地域 3割超の807橋 対策優先順位高く
2021~23年度の工事費 180橋で106億円超
 鹿児島県は昨年度末に橋梁長寿命化修繕計画を更新し公表した。計画期間は2028年度まで。県が管理する道路橋の全2478橋を対象としている。
 2478橋の橋種内訳はPC橋が約49%の1203橋、RC橋が約37%の924橋、鋼橋が約13%の322橋、石橋が約1%の29橋。
 橋長別では15m未満の橋梁が全体の約51%で1270橋、15~50mの橋梁が約31%の772橋、50~100mの橋梁が約11%の273橋、100m以上の橋梁は約7%の163橋。
 建設年次から50年を経過している橋梁は、全体の約31%の770橋。これが10年後には全体の約48%の1193橋、20年後には全体の約67%の1655橋にまで増加する。
 2014年度~2018年度に実施した橋梁(2422橋)の定期点検結果は、健全な判定区分Ⅰが956橋(39%)、予防保全段階の判定区分Ⅱが1224橋(51%)、早期措置段階の判定区分Ⅲが242橋(10%)。
 県は南北600kmに及び、その約39%が半島地域、約26%が離島地域となっている。離島、半島を抱え、台風常襲地帯であることから塩害を受けやすい環境にある。県では、塩害地域として、本土は海岸線から200m以内、離島・奄美は全域を指定している。このうち、海上橋として、長島と本土(阿久根市)を結ぶ黒之瀬戸大橋、長島と諸浦島を結ぶ乳之瀬橋、中甑島と中島を結ぶ鹿の子大橋、中島と上甑島を結ぶ甑大明神橋の4橋を選定している。
 橋梁は本土地区に約74%の1828橋、奄美に約14%の352橋、その他の離島に約12%の298橋が存在する。海からの塩分の影響が大きいと予想される奄美および離島には約26%の650橋の橋梁が存在している。劣化の進行が非常に早い、塩害影響地域内(塩害地域と海上橋を含む)にある橋梁は807橋(33%)と多い。
 そこで、県では塩害影響地域内にある橋梁の予防保全を強化している。同判定区分の中でも、海上橋、塩害地域、一般地域の順番で補修対策を実施している。
 長寿命化修繕計画には‥紙面へ

鹿児島県 海上橋
鹿児島県 海上橋
鹿児島県橋梁長寿命化修繕計画①
鹿児島県橋梁長寿命化修繕計画①
鹿児島県橋梁長寿命化修繕計画②
鹿児島県橋梁長寿命化修繕計画②
鹿児島県橋梁長寿命化修繕計画③
鹿児島県橋梁長寿命化修繕計画③