山口県は、昨秋に上関大橋に約20cmの段差が生じた問題を受けて設置した上関大橋復旧検討会議(座長=麻生稔彦山口大学大学院教授)の4回目会議を8月10日に開き、本復旧工法、同種橋の調査方針などについて議論、段差の原因となった本土の室津側の橋桁と橋台を垂直につなぎ留める鉛直PC鋼棒の破断は、橋桁と橋台の間にたまった水による腐敗が要因だったと示した。会議では原因を踏まえて提言をまとめ、県はこれを受けて本復旧と、上関大橋と同種橋も含む維持管理の方向性を示した。
鉛直PC鋼棒の破断原因の調査は、①破断個所②水の浸入経路③破断面・外観の観察④室内試験で実施した‥紙面へ
