国交省21度発注見通し 橋梁は1214件
補修、下部工事が大幅減 上部は増

国の発注機関の2021年度発注見通しから、橋梁関連案件をBRIRが抜粋集計
国の発注機関の2021年度発注見通しから、橋梁関連案件をBRIRが抜粋集計

 国土交通省が4月1日に公表した2021年度の発注見通しによると、橋梁関連案件は1214件(業務462件、工事752件)で、件数は昨年度から141件減少(業務6件増、、工事147件減)。特に大きく変化したのは補修工事と下部工事の減少。補修工事は昨年度から230件減、昨年度は区分しておらず今年度から区分した耐
震工事48件、塗装工事18件を加えても、164件の減。下部工事も昨年度から120件減、一方上部工事は54件増で、工事のシーンが下部工から上部工に移ってきているといえる。全体的には、補修工事と下部工事の減少が大きく影響している。業務でも、新設設計や点検は昨年度と横ばいである一方、補修設計が92件減、昨年度は区分しておらず今年度から区分した耐震設計44件を加えても48件減少した。業務の増加要因は診断や分析・検討業務が40件超あることによる。
 工事のボリュームが大きいのが中部地整(111件、対前年79件減)で工事案件の全数の14・8%を占め、次いで関東地整(108件、対前年4件減)、北海道開発局(103件、対前年3件減)などで100件超はこの3機関。
 業務のボリュームが大きいのは‥紙面へ
■上部工事、下部工事とも中部地整が旺盛 / 下部工事は関東地整が断トツ / 耐震や補修は北海道開発局が多く
 主な工事内容ではPCが全数84件のうち、中部地整が19件、九州地整16件、近畿地整と四国地整がそれぞれ12件で、10件超はこの4機関。中部地整は東海環状関連、九州地整は長崎497号や熊本3号関連、近畿地整は大野油坂道路や西脇北BP、四国地整は外環空港線や横断道関連が旺盛。
 鋼橋は全数107件のうち、中部地整が29件、関東地整23件、近畿地整12件と3大都市圏が上位。中部地整は東海環状や1号清水立体関連、関東地整は圏央道や横環南栄IC・JCT関連が多数で、近畿地整は大和御所道路関連が目立つ。ほかに四国地整では外環空港線、北陸地整では小松バイパスが目立つ。
 下部工事は‥紙面へ
■新設、補修、耐震などの設計業務 / 北海道開発、東北・九州地整で旺盛 / 点検は九州・中国地整
 主な業務内容では新設設計が全数192件のうち、北海道開発局が39件、次いで東北地整26件、九州地整24件。北海道開発局では一般国道5号と39号関連、東北地整では鳴瀬川ダム付替国道関連、九州地整では五ヶ瀬高千穂道路、竹田阿蘇道路、夏井橋関連が目立つ。ほかに関東地整の新大宮上尾道路、近畿地整の串本太地道路、中国地整の西広島BPや藤生長野BP、中部地整の21号岐大BPや鈴鹿四日市道路など。
 補修設計は‥紙面へ
■2021年度の国交省など国の機関の発注見通しのうち橋梁案件で、エリア別に発注件数が複数ある案件は次の通り。
▼工事
【北海道開発局管内】
▽札幌道路事務所=全て補修や耐震関連。▽小樽道路事務所=国道5号の仁木町内で下部工3橋、共和町内で下部工2橋‥紙面へ