耐久性に優れる超高強度繊維補強コンクリート技術
中部地整 比較技術表公表
床版取り替えなど経済性比較資料も

超高強度
超高強度

 国土交通省中部地方整備局は「耐久性に優れる超高強度繊維補強コンクリート技術の比較技術表」をまとめ、1月20日に公表した。新技術活用システムにおけるテーマ設定型(技術公募)の取り組み。
 テーマ設定型(技術公募)とは、直轄工事等における現場ニーズ・行政ニーズなどに基づき技術テーマを設定し、民間などから技術の公募を行い、同一条件下の現場実証などを経て、個々の技術の特徴を明確にした資料(技術比較表)を作成し、新技術の活用を促進する取り組み。
 公募した技術は条件として▽耐久性に優れる超高強度繊維補強コンクリートを基本とする▽橋梁の桁高低減や長寿命化が要求される道路橋床版、歩道橋、桟橋、トンネルなどの道路構造物のほか、河川、ダム、海岸、砂防設備、港湾など公共土木施設への適用の可能性があること▽圧縮強度100N/mm2以上の超高強度繊維補強コンクリートを対象とする▽凍結融解抵抗性が、凍結融解サイクル300サイクルで相対動弾性係数95%以上--などを求めた。
 これに対し公募を経て比較対象技術に選定したのは5技術で▽スリムクリート(大林組、宇部興産)▽ダクタルフォーム(太平洋セメント)▽サクセム部材(鹿島建設)▽ESCON(エスイー)▽J-ティフコム工法(美和テック)。
 比較技術表と合わせて、一定の条件下で経済性比較資料も作成し公表。条件は3条件で▽橋側歩道橋床版の更新(一般的なPCプレキャストで実施した場合と比較)▽河口部に建設された既設のRC小判型橋脚の塩害・摩耗対策(一般的なRCで実施した場合と比較)▽任意(各超高強度繊維補強コンクリート技術が得意とする構造物に適用した場合の経済性を、一般的なRCまたはPCで実施した場合と比較)。各技術1条件以上と比較した。
 橋側歩道橋床版の更新には‥紙面へ