老朽化橋梁の耐荷性 簡単チェック 維持管理を効率化へ/ 橋梁点検業務 ワンストップサービス目指す /日本工営 TTESが業務提携

日本工営TTESたわみ計測イメージ

 日本工営は、大型構造物の設計・調査・点検の専門コンサルタントのTTES(東京都目黒区、菅沼久忠社長)と、老朽化した橋梁の耐荷性のチェックから、橋梁点検や診断、対策など橋梁維持管理を大幅に効率化するサービスの共同開発を目的に業務提携を締結した。9月8日に発表した。
提携により、老朽化した橋梁の耐荷性を簡単にチェックし維持管理を効率化する、橋梁点検業務のワンストップサービスの提供を目指す。
インフラ老朽化による維持管理業務、特に橋梁においては、全国に70 万橋超あるうちの約90%が地方公共団体の管轄で、5年に一度の点検義務化が定められているため、人手不足、点検の効率化および点検精度の確保が地方公共団体の大きな課題となっている。これまで、日本工営とTTESは各社で橋梁の維持管理サービスを手掛けてきたが、橋梁点検の簡素化・効率化ニーズに応えるため、TTESが持つ独自の計測・モニタリング技術と、日本工営が持つ計測・モニタリング結果の評価技術を組み合わせた橋梁点検診断サービスのワンストップビジネスモデル構築と、モニタリング・評価技術の高度化を目的として業務提携に至った。
これまで橋梁の耐荷性のチェックは、コンクリートコアを採取して圧縮強度を把握するなどの破壊試験や、超音波などを入射して、劣化を検出する非破壊試験などの詳細調査が必要で、時間と費用がかかっていた。
そこで、今般開発するサービスでは、計測機器を橋面に設置し、荷重車であるトラックなどの通過時のたわみを計測する10~15分程度の簡単なステップで、誰でもたわみ計測作業が完了できる仕組みを構築する。加えて、この計測結果をクラウド上に集積し、ICT技術を用いて解析、耐荷性を評価するまでをパッケージ化したサービスを提供する。
業務の大幅な簡素化と効率化により、複数の橋梁の有益な情報を大量に集積、比較できるため、 どの橋梁の対策や補修を優先するべきかの順位決定のサポートもする。
サービスは2020年度中の提供開始を目指しており、将来的には、対象橋梁の拡張や計測データ分析の信頼性向上を図り、‥紙面へ