関東地整 インフラロボット公募 建設現場の無人化・省人化技術

 国土交通省は建設現場における無人化・省人化技術の開発・導入・活用に関するプロジェクトを公募している。
公募技術は2つで、▽人協働型のロボットによる現場内運搬の省人化技術(テーマⅠ)▽非衛星測位環境下におけるUAV計測およびAPIによる現場計測の省人化技術(テーマⅡ)。各テーマとも2技術程度の選定を予定。各技術は関東地整などが提供する試験フィールドで、2020年度に試行する。委託契約額の上限はテーマⅠが1000万円、テーマⅡが3000万円。
公募の目的は主に2つで、▽国交省が全ての建設生産プロセスにICTなどを活用する i-Constructionの推進で、建設現場の生産性を2025年度までに2割向上させること、▽新型コロナウイルス感染症対策を契機に、これまでの取組を超えて、公共事業に様々な知見を結集し、ロボット技術などを活用したIoT、AIをはじめとする新技術を試行して、建設現場の省人化を図ること。
求める技術は具体的には、テーマⅠでは、建設現場で少子高齢化に伴う作業員の不足や高齢化が課題となっている一方で、建設現場特有の条件(凸凹や斜面など)により機械化が進まず、資機材運搬を人力に頼っている場面が多い現状を解決するために、作業員の苦渋性解消や省力化を目的に、作業員の後を追従し資機材の運搬や、あらかじめ設定されたルートにおいて運搬機械の自律運転が可能なロボット技術の提案を求める。
テーマⅡでは、地形測量や構造物周りの測定にUAVを活用する場合に、GNSS衛星の補足が困難な条件下(橋梁下や山間部など)でも障害物を避けてUAVを安全に自律飛行させながら詳細な画像を取得し、画像から施工に必要な3次元モデルを生成することで施工管理に必要な現地計測を大幅に削減できる技術、またデータは公開されたAPIからクラウド上のアプリケーションを利用して共有できる技術の提案を求める。
応募は、個社またはコンソーシアムとし、その構成員は計測機器・IoT・AI・ロボットなどの技術開発・情報システム設計・製造・運用などを行う民間企業(ベンチャー企業含む)、大学・研究機関などのほか建設業者とすることが要件。ほかにも所定の要件を求める。
公募期間は8月5日~9月4日で、応募書類の提出は原則的にE-mail(ktr-ict-sekou@gxb.mlit.go.jp、国交省関東地整企画部施工企画課技術評価係)で受け付ける。質問は同E-mail(様式自由)で8月27日まで受け付け、9月 1日に回答する。公募要領は国交省関東地整HP(https://www.ktr.mlit.go.jp/iconst/iconst00000008.html)からダウンロードできる。
9月中下旬に書類審査・ヒアリングを実施し、9月下旬に審査結果を決定・公表・通知、10月上旬に契約締結‥紙面へ