北陸地整新潟国道 ECI方式で公告/新潟大橋P5橋脚耐震補強

新潟大橋

 北陸地方整備局新潟国道事務所は16日、設計段階から施工者の考える方法を取り入れる「技術提案・交渉方式」(ECI方式)で委託先を選ぶ「新潟大橋耐震補強工事及び新潟大橋耐震補強工事にかかる技術協力業務」の簡易公募型プロポーザル方式の手続き開始を公告した。同方式を採用して補強するのは新潟大橋のP5橋脚の下り線と上り線。
技術提案・交渉方式とは、設計段階から施工者が関与することで、設計時に詳細仕様の確定が困難な工事に対応する方式。メリットには▽施工性等の観点から施工者の提案が行われることから、施工段階における設計変更(手戻り等)発生のリスクの減少などが期待できる▽設計段階から施工者が技術提案するため、工法・材料など新技術の導入が促進される▽設計と工事発注の手続きが同時に進行できるため、事業全体の工期短縮が可能、などがある。
このうち技術協力・施工タイプは、優先交渉権者と技術協力業務の契約を締結し、別の契約に基づき実施している設計に技術提案内容を反映させながら価格等の交渉を行い、交渉が成立した場合に施工の契約を締結するもの。
新潟大橋は、国道8号新潟バイパスの信濃川に架かる橋。出水期などを避けた施工期間となるため、実工期が年間で約6カ月と制約があり、さらに河川の流速が早いなど現場の制約条件が多いため、通常の設計業務では仮締切などの仮設方法の最適な仕様等を確定することが困難となり、工事着手後に大幅な設計変更等が生じ、円滑な施工に支障を及ぼすことが懸念される。このことから技術協力・施工タイプの適用となった。
参加資格には新潟県下越地域、三条地域振興局管内いずれかに本社か支店か営業所がある土木C等級認定者の参加を求めている。委託先になる優先交渉権者の選定には段階選抜方式を採用。技術協力業務の規模は400万円程度を、建設工事の規模は下り線、上り線とも2億~3億円程度を想定。
1次審査の申請書は7月1日まで、2次審査の申請書は8月3日まで電話025・246・7751)で受け付ける。
参加者を10者程度に絞り込む1次審査の評価項目は▽配置予定技術者の施工能力▽企業の技術力▽これまでに事故を起こしたり不誠実な対応をしたりしたことがなかったかどうかの3項目。
絞り込んだ者から優先交渉権者を選ぶ2次審査の評価点は最高40点。技術提案の評価項目は、▽どのような計画で業務を行うのか(10点)▽計画高水位以下の耐震補強は実工期が年間6カ月という制約があり、さらに川の流れも速いという課題がある中で有効と思われる仮設工法の提案(15点)▽施工時の安全を確保するのに有効な対策の提案(15点)の三つ。
業務と施工は分けて契約する。業務に該当する耐震補強設計の技術協力業務には、設計のほかに関係機関との協議や打ち合わせも含まれる。工期は、契約締結の翌日から12月18日まで。
橋梁耐震補強設計の技術協力、打合せを行う「新潟大橋耐震補強工事にかかる技術協力業務」の工期は契約締結の翌日から2020年12月18日まで。工事に該当する下り線のP5橋脚補強工、仮設工を行う「耐震補強その1工事」の工期は2021年8月ごろから22年6月ごろまでを、上り線のP5橋脚補強工、仮設工を行う「耐震補強その2工事」の工期は22年8月ごろから23年6月ごろまでを予定している。週休2日(受注者希望方式、工程調整標準型)を試行する。
新潟大橋の下り線(上流側)は‥紙面へ

新潟大橋一般図