19年度土木学会賞 19部門115件受賞/田中賞作品部門は9件

横浜港北ジャンクション高架橋

 土木学会は2019年度の土木学会賞を発表し、19部門で115件の受賞が決まった。橋梁関連では田中賞業績部門4件、田中賞論文部門2件、田中賞作品部門9件、技術開発賞5件を選定。
各賞受賞者は次の通り。敬称略。
【田中賞】
〈業績部門〉
▽国内外の鋼橋建設技術の変遷や補修補強に関する調査研究による歴史的鋼橋保全への貢献=五十畑弘(道路文化研究所特別顧問)
▽道路橋のアセットマネジメントによる戦略的予防保全管理の提唱と実現への貢献=高木千太郎(首都高速道路技術センター上席研究員)
▽橋梁の動的特性の解明および近代木橋の設計・維持管理手法の構築=本田秀行(金沢工業大学教授)
▽コンクリート橋梁における建設技術および合理化施工の開発と発展への貢献=井岡隆雄(オリエンタル白石特別顧問〈前社長〉)
〈論文部門〉
▽ブレース材付き鋼フレーム構造の座屈・耐震解析への初期横荷重法(ILLM)の適用性=宇佐美勉(名城大学総合研究所)、鈴木元哉(西尾市建設部公園緑地課)、葛漢彬(名城大学)
▽板幅および板厚が高力ボルト摩擦接合継ぎ手の支圧限界状態に与える影響=森山仁志(熊本大学)、杉山裕樹(阪神高速道路)、山口隆司(大阪市立大学)、郎宇(大阪市立大学)
〈作品部門(新設)〉(①企業者②設計者③施工者④所在地⑤形式⑥橋長)
▽横浜港北ジャンクション高架橋=①首都高速道路神奈川建設局②〔上部構造〕東洋技研コンサルタント、オリエンタルコンサルタンツ、日本工営、パシフィックコンサルタンツ、エイト日本技術開発、IHI・川田JV、JFE・横河JV、東骨・瀧上JV、IHIインフラシステム〔下部構造〕東洋技研コンサルタント、オリエンタルコンサルタンツ、日本工営、パシフィックコンサルタンツ、エイト日本技術開発、IHI・川田JV、JFE・横河JV、東骨・瀧上JV、IHIインフラシステム、大成建設、オリエンタル白石③〔上部構造〕IHI・川田JV、JFE・横河JV、東骨・瀧上JV、IHIインフラシステム、横河・IHIJV、宮地・古河JV〔下部構造〕大成建設、オリエンタル白石、土志田・横浜・石田JV、フジタ④横浜市都筑区⑤〔上部構造〕4径間連続鋼床版箱桁橋(2連)、4径間連続細幅箱桁橋(4連)、3径間連続細幅箱桁橋(2連)、4径間連続鋼床版箱桁橋(2連)、4径間連続箱桁橋(2連)、2径間連続細幅箱桁橋、3径間連続細幅箱桁橋、4径間連続鋼床版箱桁橋(2連)、5径間連続RC床版箱桁橋、4径間連続RC床版箱桁橋、3径間連続RC床版箱桁橋(2連)、4径間連続鋼床版箱桁橋、単純RC床版箱桁橋(2連)〔下部構造〕鋼橋脚26基、RC橋脚18基、場所打ち杭基礎13基、ケーソン基礎8基、鋼管杭基礎7基、鋼管ソイルセメント杭基礎15基、鋼管矢板井筒基礎1基⑥4847m
▽菰野第二高架橋=①中日本高速道路名古屋支社②〔上部構造〕日本構造橋梁研究所、オリエンタルコンサルタンツ、ピーエス三菱・富士ピー・エスJV〔下部構造〕日本構造橋梁研究所、オリエンタルコンサルタンツ③〔上部構造〕ピーエス三菱・富士ピー・エスJV〔下部構造〕三井住友建設、フジタ④三重県菰野町⑤〔上部構造〕PRC5径間連続箱桁橋+PRC3径間連続エクストラドーズド橋+PRC11径間連続箱桁橋〔下部構造〕RC逆T式橋台(場所打ち杭)RC柱式橋脚・RC壁式橋脚(直接基礎、ニューマチックケーソン)⑥1103m
▽豆谷大橋=①国土交通省北陸地方整備局利賀ダム工事事務所、富山県②新構造技術③〔上部構造〕製作:矢田工業(補剛桁J22~A2)、川田工業(アーチリブ、補剛桁A1~J22)、架設:川田工業(全量)〔下部構造〕斉藤・越飛・米倉JV(A1橋台)、岡部(P1橋脚、A2橋台)④富山県南砺市⑤〔上部構造〕鋼中路式ローゼアーチ橋(床版形式:RC床版)〔下部構造〕RC逆T段差フーチング式橋台(深礎杭)A1、A2、RC壁式橋脚(大口径深礎基礎)P1⑥259m
▽Myaung Mya Bridge=①ミャンマー建設省②〔上部構造〕ミャンマー建設省、J&M Steel Solutions〔下部構造〕ミャンマー建設省③〔上部構造〕ミャンマー建設省、J&M Steel Solutions〔下部構造〕ミャンマー建設省④Ayeyarwaddy Division、Myaung Mya Township⑤〔上部構造〕3径間連続上路トラス橋〔下部構造〕杭:場所打ちコンクリート杭、脚:壁式コンクリート橋脚⑥290m
〈作品部門(改築)〉
▽史跡鳥取城跡擬宝珠橋=①鳥取市教育委員会事務局文化財課②文化財保存計画協会、大日本コンサルタント、金箱構造設計事務所③戸田建設、楢崎製作所④鳥取市⑤〔上部構造〕木橋(8径間)5本の主桁(檜)を3本の脚(栗)で支える〔下部構造〕水中梁:2層ステンレス製水中梁(3径間)、基礎工:既設基礎工⑥35・46m
▽錐ケ瀧橋の拡幅=①中日本高速道路名古屋支社②日本構造橋梁研究所、三井住友建設③三井住友建設④三重県亀山市⑤〔上部構造〕PCラーメン箱桁橋〔下部構造〕PC柱式橋脚(深礎基礎)⑥上り線・中橋梁327m、東橋梁445m、下り線・中橋梁500m、東橋梁375m
▽櫃石島高架橋(トラス部)の耐震補強=①本州四国連絡高速道路②本州四国連絡高速道路、大日本コンサルタント、横河ブリッジ③横河ブリッジ、JR四国④香川県坂出市⑤〔上部構造〕鋼単純垂直材付ダプルデッキワーレントラス橋(鋼床版・上下線分離構造)〔下部構造〕橋脚:RC壁式橋脚(HVa30P)、RC一層ラーメン橋脚(HBlP)、基礎:直接基礎(HVa30P、HBlP)⑥104・95m
▽大槌川橋りょう=①JR東日本、三陸鉄道②JR東日本東北工事事務所、JR東日本コンサルタンツ③鉄建建設④岩手県大槌町⑤〔上部構造〕開床式上路プレートガーター(単純桁、単線2主桁、支間19・2m×11連、12・9m×11連、8・2m×1連)〔下部構造〕RC橋脚(直接基礎、シートパイル基礎工法)⑥375m
〈作品部門(技術)〉①企業者②設計者③開発者④施工者⑤代表的な構造物⑥所在地⑦形式)
▽回転杭工法=①鋼管杭・鋼矢板技術協会、日本製鉄、JFEスチール、土木研究所②国土交通省中部地方整備局岐阜国道事務所③八千代エンジニヤリング、協和設計、中日本建設コンサルタント、セントラルコンサルタント④TSUCHIYA、西濃建設、久保田工務店、矢作建設工業、大日本土木、佐竹組、杉山建設、松野組、岐建、不動テトラ、杭施工者:テノックス、菱建基礎など⑤東海環状自動車道(大野神戸IC~大垣西IC)本線橋およびランプ橋⑥岐阜県大野町~大垣市⑦〔上部構造〕本線橋:PC連結コンポ橋など、ランプ橋:PC単純コンポ橋など〔下部構造〕張出式橋脚+回転杭斜杭基礎など、ランプ橋:逆T式橋台+回転杭斜杭基礎など

菰野第二高架橋
豆谷大橋
Myaung Mya Bridge
史跡鳥取城跡擬宝珠橋
錐ヶ瀧橋の拡幅
櫃石島高架橋(トラス部)の耐震補強
大槌川橋りょう
回転杭工法