本四高速 橋超長寿命化修繕計画 /2020年度以降に点検・修繕/道路橋394橋 、歩道橋4橋

本四長寿命化修繕計画

 本四高速は2019年12月末にインフラ長寿命化計画(個別施設計画)を公表した。このうち橋梁長寿命化修繕計画において、管理橋梁全470橋ならびに横断歩道橋全6橋についての、点検判定区分および、点検計画(2014~21年度)と修繕計画(2014~22年度)を示した。集計すると、2020年度以降に点検や修繕を予定しているのは橋梁394橋、横断歩道橋4橋。
本四高速は独立行政法人日本高速道路保有・ 債務返済機構と「一般国道28号(本州四国連絡道路(神戸・鳴門ルート))等に関する協定の一部を変更する協定(令和元年9月20日)」を締結しており、そのなかで2019年度の修繕工事費の債務引受限度額は約193億円、10年後(2029年度)は約71億円、20年後(2039年度)は約65億円程度を見込んでおり、これに加えて特定更新等工事費の債務引受限度額を2015年度からの15年間で総額約280億円を見込んでいる。
橋梁470橋の建設後平均経過年数は約29年で、現在、建設後50年を超える橋梁は存在しないが、20年後には282橋、全体の約60%が50年を超える。比較的新しい橋梁が多く、代替性のない海峡部橋梁では予防保全を基本とし、さらにアセットマネジメントの考え方を導入した体系的かつ確実な維持管理に取り組んでライフサイクルコストの最小化を図っている。一方、海峡部橋梁以外の橋梁では一部の個所で老朽化の進展とともに変状が発生しており、大規模修繕を実施していく必要があるとしている。
横断歩道橋6橋の建設後経過年数は全て36年で、14年後にはすべての横断歩道橋が建設後50年を超える。今後、 老朽化が進んでいく状況であるため、引き続き、定期点検による確実な状態把握(早期発見)と対策(早期補修)していく考えだ。
点検後の判定区分を集計すると、橋梁470橋のうち、健全な判定区分Ⅰ(構造物の機能に支障が生じていない状態)の橋梁は155橋(33%)、予防保全段階のⅡ(構造物の機能に支障が生じていないが、予防保全の観点から措置を講ずるこ と が望ましい状態)が最も多い305橋(65%)、早期措置段階のⅢ(構造物の機能に支障が生じる可能性があり、早期に措置を講ずべき状態)が10橋(2%)、緊急措置段階のⅣ(構造物の機能に支障が生じている、または生じる可能性が著しく高く、緊急に措置を講ずべき状態)がゼロ。
470橋を路線別に集計すると、神戸淡路鳴門自動車道が最も多く269橋(57%)、次いで瀬戸中央自動車道が119橋(25%)、西瀬戸自動車道が82橋(17%)。判定区分の傾向をみると、神戸淡路鳴門自動車道、瀬戸中央自動車道、西瀬戸自動車道のいずれも全数の傾向と同じく、Ⅱが最多でⅠが次ぐ傾向に変わりはないが、瀬戸中央自動車道、西瀬戸自動車道がⅡとⅠが占める割合がそれぞれ50%超、40%超であるのに対し、神戸淡路鳴門自動車道ではⅡが70%超、Ⅰが20%超となっており、際立ってⅡが多い。一方Ⅲは神戸淡路鳴門自動車道が2橋で1%であるのに対し、瀬戸中央自動車道、西瀬戸自動車道はそれぞれ5橋、3橋で4%になっている。
集計すると、2020年度以降に点検や修繕を予定している橋梁394橋、横断歩道橋4橋。点検と修繕をともに予定している橋梁があるが、点検は287橋で予定、修繕は263橋で予定。
点検を予定する287橋は神戸淡路鳴門自動車道が最多で144橋、、瀬戸中央自動車道が93橋、西瀬戸自動車道が50橋。年度別では2020年度が最多で111橋、21年度98橋、22年度が77橋。
2020年度に点検する橋梁のうち100m超は50橋で、そのうち500m超は神戸淡路鳴門自動車道の志知高架橋上り線(944m)、志知高架橋下り線(944m)、西瀬戸自動車道の多々羅大橋西高架橋上下線(820m)、下田水高架橋上下線(561m)。
2021年度に点検する橋梁のうち100m超は39橋で、そのうち500m超は神戸淡路鳴門自動車道の布施畑高架橋下り線(651m)、布施畑高架橋上り線(643m)、亀浦高架橋上下線(593m)、土佐泊浦高架橋下り線(587m)、瀬戸中央自動車道の菰池高架橋上り線(551m)、菰池高架橋下り線(551m)。
2022年度に点検する橋梁のうち100m超は36橋で、そのうち500m超は神戸淡路鳴門自動車道の撫養高架橋下り線(1294mm)、撫養高架橋上り線(1282m)、西神高架橋下り線(1223m)、西神高架橋上り線(1203m)、室山高架橋下り線(607m)。
修繕を予定する263橋は神戸淡路鳴門自動車道が最多で177橋、瀬戸中央自動車道47橋、西瀬戸自動車道が39橋。年度別では2021年度が最多で108橋、20年度が76橋、22年度が53橋、23年度が26橋。
2020年度に修繕する橋梁のうち100m超は37橋で、そのうち500m超は瀬戸中央自動車道の亀山高架橋上り線(1233m)、亀山高架橋下り線(同)、神戸淡路鳴門自動車道の亀浦高架橋上下線(593m)。
2021年度に修繕する橋梁のうち100m超は57橋で、そのうち500m超は神戸淡路鳴門自動車道の撫養高架橋下り線(1294m)、撫養高架橋上り線(1282m)西神高架橋下り線(1223m)、西神高架橋上り線(1203m)、布施畑高架橋下り線(651m)、布施畑高架橋上り線(643m)、室山高架橋下り線(607m)、土佐泊浦高架橋下り線(587m)、瀬戸中央自動車道の菰池高架橋上り線(551m)、菰池高架橋下り線(551m)。
2022年度に修繕する橋梁のうち100m超は26橋で、そのうち500m超は西瀬戸自動車道の来島海峡大橋南高架橋上下線(1510m)、瀬戸中央自動車道の西田高架橋下り線(1070m)、西田高架橋上り線(1057m)、粒江高架橋上り線(793m)、粒江高架橋下り線(793m)。
2023年度に修繕する橋梁のうち100m超は17橋で‥紙面へ