国内最大規模の静的載荷試験実施/大阪湾岸道路西伸部海上橋梁の地盤評価/近畿地整と阪神高速

大阪湾岸道路西伸部

 近畿地方整備局と阪神高速は大阪湾岸道路西伸部(六甲アイランド北~駒栄)の海上長大橋の技術検討の一環として、国内最大規模の杭の鉛直載荷試験を3月25日から実施しており、この試験のうち最も大規模な試験を5月28日に実施した。大阪湾岸道路西伸部の海上長大橋の基礎形式として選定している鋼管矢板基礎について、設計・施工に必要となる地盤の強さの正確なデータを取得するため、杭の鉛直載荷試験。実施場所は大阪湾岸道路西伸部の海上長大橋の2P主塔計画位置。重要なデータを確認する「静的載荷試験」を行うことで、基礎を介して長大橋を支える地盤の強さの正確なデータを取得し、確実な基礎設計と施工が可能となるという。
大阪湾岸道路西伸部は、大阪湾岸道路の一部を構成する道路で、神戸市東灘区から長田区に至る延長14・5kmのバイパス事業。学識経験者らからなる技術検討委員会において、最適な橋梁形式選定と橋梁・構造計画の
検討を実施。新港・灘浜航路及び神戸西航路を跨ぐ海上長大橋の橋梁形式の選定等に関して、中間とりまとめ(Ⅱ)として昨年12月10日に公表している。
これまで、国内で行われた大規模な杭の載荷試験には、東京ゲートブリッジや東京港新客船ふ頭での実績がある。大阪湾岸道路西伸部の試験は、東京ゲートブリッジと同サイズの1500mmの鋼管杭を使用して、衝撃・静的・急速の3方式の載荷試験のすべてを同一地盤に行うもので、国内でも最大規模の杭の鉛直載荷試験となる。鋼管杭(直径1500mm、長さ60m)を海面下約55mまで打設を行った後、杭頭より大型の油圧ジャッキで3万トンの荷重を載荷することで、この長大橋を支える地盤の強さの正確なデータを取得するもの。衝撃載荷試験は3月25日~4月2日に、静的載荷試験は今回5月28日に実施し、今後、 急速載荷試験を6月中旬に予定する。
大阪湾岸道路西伸部では、海底に直径1500mmの大口径の鋼管矢板を、海面下約55m程度まで打ち込み、巨大な橋梁を支える基礎を構築する。長大橋を支える地盤は、海面下50mを超える深い場所にあり、事前に実施した土質ボーリングによると、‥紙面へ

大阪湾岸西伸部 先行して実施した衝撃載荷試験の状況
大阪湾岸道路西伸 杭の鉛直載荷試験(静的載荷試験)準備状況(5月20日現在)