JR東大規模改修 2031年~10年間 総額1兆406億円/27社35技術選定 技術開発し準備

JR東大規模改修

 4月24日に開かれた国交省の第3回国道(国管理)の維持管理等に関する検討会でJR東日本が鉄道構造物の維持管理について報告した。
報告によると、JR東日本の営業キロ7500㌔のうち、約4割が明治までに、8割は戦前までに建設されている。新幹線はすべて戦後。在来線では橋りょうは4%、高架橋は2%で橋梁・高架構造は全体の6%であるのに対し、新幹線では橋りょう11%、高架橋47%で橋りょう・高架構造は58%。
在来線の橋りょうは約26000連で、約7割が経年50年以上、平均経年は65年。
橋りょうは14454カ所。
新幹線の長寿命化として大規模改修工事を2031~10年間、総額1兆406億円で計画している。全国新幹線鉄道整備法に基づき、新幹線大規模改修引当金積立制度を活用。引当金の積立期間は16年4月~31年3月で、積立総額は3600億円。
社内の技術だけでなく、オープンイノベーションにより、効率的に施工が可能かつ確実に効果が発揮できる材料・工法を公募して技術開発を実施中で、83社242材料(建設会社35%、メーカー48%、商社12%)の応募のなかから、27社35材料を選定して、室内ならびにフィールド試験を経て、実用化を予定している。試験は、新白河にある総合研修センター用地内に高架橋・トンネルの実物大モックアップを構築して実施する計画だ。
また、鉄道構造物のメンテナンスにおける今後の課題として、▽取替えが難しい橋梁やトンネルなどの構造物の高経年化の進展によるメンテナンス量・コストの増加への対応▽IoT、ICTなど急速に進展する最新技術の導入と作業の機械化・装置化、持続的なインフラメンテナンスのビジネスモデルの構築‥紙面へ