名高速が技術募集 5つのニーズ提示/ 床版防水やひび割れ補修、塩害防止、調査・点検技術など

名高速 床版防水の事例

 名古屋高速道路公社は新技術の募集をしている。公社の技術ニーズは主に5つで、①コンクリート床版の防水に関する技術、②コンクリート床版のひび割れ補修に関する技術、③コンクリート床版下面から床版の劣化状況が把握できる技術、④コンクリート壁高欄内面(高速道路側)の塩害対策に関する技術、⑤構造物への影響(塩害)が小さい凍結防止剤又は凍結抑制に関する技術。これまで公社で採用実績がない技術を募集する。
コンクリート床版の防水に関する技術については、コンクリート床版上面からの水分や塩化物イオンの侵入を確実に防ぐことが床版劣化防止策の1つとなるとして、防水性能を確実に発揮し、かつ長期耐久性を確保したコンクリート床版の防水に関する技術を募集する。想定している施工条件は、車線規制または通行止めの状況下で、一晩で施工可能であること。募集する技術の例として、▽防水性能を有した舗装技術▽舗装、防水材および床版を一体的に検討した床版防水技術などをあげている。
コンクリート床版のひび割れ補修に関する技術については、コンクリート床版のひび割れが劣化因子の侵入や床版の機能低下につながる重大な損傷であるとして、コンクリート床版上面からひび割れ補修を行うことが劣化因子の侵入対策として有効と考えることから、ひび割れ損傷の補修に関する技術を募集する。想定している施工条件
は▽車線規制または通行止の状況下で、一晩で施工可能であること▽コンクリート床版上面から施工可能であること。募集する技術の例として、▽コンクリート床版のひび割れに浸透し追従可能なひび割れ注入技術▽劣化した床版の機能回復させる補修技術などをあげている。
コンクリート床版下面から床版の劣化状況が把握できる技術については、5年に1回の定期点検(近接目視点検)を効率的に行うため、コンクリート床版の劣化状況(コンクリートの浮き、疲労ひび割れ、鉄筋腐食など)およびコンクリート床版と繊維シートとの接着不良などの変状を把握することができる調査・点検技術を募集する。想定している施工条件は▽非破壊により調査・点検可能な技術であること▽近接目視点検の結果と同等の精度が期待できること。募集する技術の例として、高精細デジタルカメラ、赤外線サーモグラフィーをあげている。
コンクリート壁高欄内面(高速道路側)の塩害対策に関する技術については、コンクリート壁高欄内面(高速道路側)において、冬季に散布される凍結防止剤の影響で塩害が発生しているため、損傷部の補修と塩害対策に関する技術(表面劣化部の除去方法、素地調整法および防水性能の高い塗装など)を募集する。想定している施工条件は▽夜間の1車線規制において、補修作業における騒音を抑制できる技術であること▽規制回数を抑えられる技術であること。
構造物への影響(塩害)が小さい凍結防止剤又は凍結抑制に関する技術については、冬季に散布される凍結防止剤(塩化カルシウム、塩化ナトリウム)の影響で各種構造物(RC床版、伸縮装置、遮音壁など)で塩害が進行しているため‥紙面へ

名高速 繊維シート補強部のイメージ
名高速 損傷部撤去後の状況