社整審 20年度直轄道路整備17件の新規事業化など妥当/路線総延長120・7km、全体事業費費8110億円/1kmあたり67億円/橋梁は総延長26・019km、橋数99橋/85%が橋長100m超

2020年度に新規事業化する直轄道路17路線(橋長100m超の橋梁集計)

 社会資本整備審議会道路分科会の事業評価部会(部会長・石田東生筑波大学名誉教授)は、国交省が2020年度予算案に新規計上した直轄道路整備事業17件の事業化を「妥当」と評価した。同年度予算の成立と同時に事業計画を決定する。暫定2車線で運用中の高速道路の4車線化など有料道路を活用した道路事業20件も審議。事業主体や施行区分、車線数の増設を「妥当」と判断した。
直轄道路整備事業17件の延長は合計120・7kmで、全体事業費費の合計は8110億円。単純計算で1km当たり67億円となる。このうち橋梁延長の合計は26・019kmで橋数は99橋。路線延長に占める橋梁延長比率は21・56%。100m以上の橋梁は37橋で、合計延長は22・35km。橋梁延長に占める84・69%が100m超の長大橋となる。最長は東埼玉道路(八潮~松伏)の長大橋で、橋長は6920m。次いで鈴鹿四日市道路の橋長5070m、岡山西バイパス(西長瀬~楢津)の橋長2070m、1110m、豊岡道路(Ⅱ期)の810mなど。
橋長100m以上の長大橋があるのは14路線で、長大橋総延長が長い順に、東埼玉道路(八潮~松伏)6750m(合計2橋)、鈴鹿四日市道路5630m(2橋)、岡山西バイパス(西長瀬~楢津)2200m(2橋)、豊岡道路(Ⅱ期)1440m(4橋)、伊駒アルプスロード1230m(4橋)、海側幹線(今町~鞍月)1140m(5橋)、十津川道路(Ⅱ期)840m(3橋)、益田西道路765m(4橋)、蘇陽五ケ瀬道路710m(3橋)、野根安倉道路490m(4橋)、田鎖蟇目道路310m(1橋)、山形中山道路250m(1橋)、大津熊本道路(合志~熊本)150m(1橋)、柳井・平生バイパス130m(1橋)。残る3路線(吉田バイパス、北上花巻道路、協和バイパス)は橋長100m未満のみ。
路線延長1kmあたりのコストが最も高いのは東埼玉道路(八潮~松伏)で210・53億円。次いで海側幹線(今町~鞍月)が116・07億円、鈴鹿四日市道路が112億円で、百億円超はこの3路線。
妥当と評価した計17件の概要は、橋梁延長の長い順に、次の通り。▽事業区間=①延長(所在地)②全体事業費③橋梁延長④橋梁数。
【直轄事業17件】
▽一般国道4号東埼玉道路(八潮~松伏)=①9・5km(埼玉県)②2000億円③7300m④2
▽同23号鈴鹿四日市道路=①7・5km(三重県)②840億円③5700m④3
▽同180号(岡山環状道路)岡山西バイパス(西長瀬~楢津)=①3・5km(岡山県)②330億円③2900m④2
▽483号(北近畿豊岡自動車道)豊岡道路Ⅱ期=①5・1km(兵庫県)②270億円③1716m④10
▽同8号(金沢外環状道路)海側幹線(今町~鞍月)=①5・6km(石川県)②650億円③1500m④10
▽同153号伊駒アルプスロード=①11・6km(長野県)②620億円③1500m④10
▽同191号(山陰自動車道)益田西道路=①9・1km(島根県)②330億円③931m④9
▽同168号(五條新宮道路)十津川道路(Ⅱ期)=①5・6km(奈良県)②380億円③900m④4
▽同493号(阿南安芸自動車道)野根安倉道路=①8・5km(高知県)②450億円③900m④11
▽同218号(九州横断自動車道延岡線)蘇陽五ケ瀬道路=①7・9km(熊本県、宮崎県)②320億円③800m④5
▽同116号吉田バイパス=①11・5km(新潟県)②350億円③552m④15
▽同57号(中九州横断道路)大津熊本道路(合志~熊本)=①9・1km(熊本県)②530億円③420m④6
▽同112号山形中山道路=①7・4km(山形県)②250億円③400m④5
▽同106号(宮古盛岡横断道路)田鎖蟇目道路=①7・2km(同)②300億円③310m④1
▽同188号柳井・平生バイパス=①2・2km(山口県)②70億円③150m④2
▽同4号北上花巻道路=①3・1km(岩手県)②70億円③30m④1
▽同50号協和バイパス=①6・3km(茨城県)②350億円③10m④3

2020年度に新規事業化する直轄道路17路線(路線+橋梁集計)
①豊岡道路
②益田西道路
③蘇陽五ケ瀬道路
④北上花巻道路
⑤田鎖蟇目道路
⑥山形中山道路
⑦協和バイパス
⑧東埼玉道路
⑨吉田バイパス
⑩海側幹線
⑪アルプスロード
⑫鈴鹿四日市道路
⑬十津川道路
⑭岡山西BP
⑮柳井平生
⑯野根安倉道路
⑰大津熊本道路