長大吊橋・オスマン・ガーズィ橋プロらが受賞/国交省 ジャパコン国際賞

オスマン・ガーズィ橋(イズミット湾横断橋)

 「JAPANコンストラクション国際賞」が選定され、橋梁関連では建設プロジェクト部門にトルコの「オスマン・ガーズィ橋(イズミット湾横断橋)プロジェクト」(IHIインフラシステム)が選定された。
同省は国土交通省が日本の国際競争力の強化を図り、企業のさらなる海外進出を後押しするため、平成29年度に設けた国土交通大臣表彰で、今回が3回目。「質の高いインフラ」を象徴する日本の強みを発揮した海外建設プロジェクトや、海外で先導的に活躍する中堅・中小建設関連企業が対象で、海外建設プロジェクト3件と中堅・中小建設関連企業2社を選定した。
オスマン・ガーズィ橋(イズミット湾横断橋)プロジェクトはトルコ最大都市イスタンブールと第三の都市イズミルを結ぶ高速道路(トルコ初の橋梁を含む道路BOT〈建設・運営・移管〉事業)のうち、イズミット湾をまたぐ区間の橋梁工事。全長2682mの長大吊橋(主塔 高252m)で、世界4位の中央径間長1550mを誇る吊橋を48カ月の短工期で完成させた。長大吊橋では世界1位の施工速度を記録した。
地震対策として、吊橋主塔には世界初の免震構造を採用。風対策では、つり橋の供用下でアクティブ制振装置を世界で初めて採用した。
IHIグループはトルコにおいて旧・新ゴールデン・ホーン橋の建設や第2ボスポラス橋の建設、イスタンブール長大橋梁耐震補強工事などの施工実績がある。
工事の発注者はNOMAYG JV(トルコ・イタリアの6社連合による建設施工監理企業体)で、事業者はOtoyol Yatirim ve Isletme A.S.(BOT事業者)。工事範囲は吊橋部の上下部工の設計、製作、架設一式。工期は2013年1月~16年6月。
オスマン・ガーズィ橋(イズミット湾横断橋)プロジェクトは、土木学会「平成28年度田中賞(作品部門)」、エンジニアリング協会「平成29年度『エンジニアリング功労者賞(国際貢献)』」を受賞している。
橋梁以外の受賞は建設プロジェクト部門がウォータービュー高速道路プロジェクト(大林組)、シンズリ道路(安藤・間、日本工営)。中堅・中小建設企業部門が技研施工、ヘリオス・ホールディングス‥紙面へ