福北公社 新技術活用促進制度を創設/民間から新技術公募しDB登録/初弾は鋼製高欄と凍結防止技術で

福北技術募集 鋼製高欄

 福岡北九州高速道路公社は、建設事業や保全事業で期間短縮、コスト縮減、品質向上などに取り組む一環で、民間企業が開発した新技術を幅広く募集する「新技術活用促進制度」を創設した。「一般」と「特定テーマ」の2区分で新技術を受け付ける。一般区分では企業が開発した新技術を広く募集、特定テーマ区分では公社で懸案となっている技術的課題に関連して公社側でテーマを設定し、企業から提案を求める。受け付けた新技術は公社内の新技術検討委員会の審査を経て、基準を満たしていればデータベース(DB)に登録し、設計段階の比較検討や工事での活用を促す。国土交通省のNETIS(新技術情報提供システム)や福岡県の福岡新技術・新工法ライブラリーなどに登録済みの技術で公社の公募要件や技術基準を満たしていれば、簡易審査によりDB登録できる。DBの登録期間は原則5年で、公社事業での活用が見込まれれば10年まで延長できる。
初弾は特定テーマとして「鋼製高欄の補修や更新」、「凍結防止技術」の2件を設定。
鋼製高欄の補修や更新では、鋼製高欄内面が凍結防止剤を含む雨水(路面排水など)によって、防護柵支柱の腐食が進行し、所定の性能が損なわれる可能性が懸念されるとして、経済性ならびに施工性に優れる▽鋼製高欄の維持補修工法と、▽鋼製高欄の更新(取替)工法を求めるもの。維持補修工法としては、孔食個所・支柱・鋼床版上面の補修に対応できること、高欄内部(地覆部)の腐食進行抑制および止水対策に効果が見込めることを求める。更新(取替)工法としては、施工に必要な機材などが供用中の都市高速道路上での施工に対応できること、交通規制をできる限り短縮できる工法であることなどを求める。
凍結防止技術では、凍結防止剤(塩化ナトリウムなどの塩化物を含有する化合物)の散布により、道路構造物(鋼構造物やコンクリート構造物)などへの塩害が発生していることを背景に、▽道路構造物に影響の少ない塩害抑制効果のある凍結防止剤や、▽凍結防止につながる技術、▽路面状態を把握する技術などのLCCに優れる技術を求めるもの。凍結防止剤としては、塩害の影響がない、あるいは抑制できる技術で、水質汚濁防止法の排出基準を満たし、安定的に供給可能でかつ貯蔵、散布、取り扱いがしやすく、凍結温度が低く、溶解性、即効性に優れ、効果の持続性が良い技術を求める。凍結を防止する技術としては、凍結しやすい鋼床版において凍結を防止できること、舗装の更新が容易に行えることなどの要件を‥紙面に続く

福北技術募集 凍結防止