見積活用方式、間接工事費実績変更方式、施工箇所が点在する積算方法 試行 東京国道・2歩道橋改修に 入札不調対策で

 東京国道事務所は「R1国道246号太子堂地区ほか歩道橋改修工事」の発注を、標準的な積算と実勢価格に乖離が生じることが予想されることから、「見積活用方式」および「間接工事費実績変更方式」で試行する。工事発注において予定価格超過や入札参加者がいないことなどを理由とする入札のとりやめや不調が予想される工事について昨今実施している、不調・不落対策の一環。
この工事は太子堂歩道橋と熊野町歩道橋改修をするもので、東京都23区内の市街地部に立地し、交通量が多く狭小な施工ヤード内での施工となるため、作業効率の低下が懸念されることから、入札者から見積の提出を求め、その価格の妥当性を検証の上、予定価格に反映する「見積活用方式」を採用した。見積を求める工種は、標準的な積算と乖離が予想される工種を選定、今回は「安全費」が標準的な積算と実勢価格に乖離が生じることが予想されるため、その妥当性を確認の上、実績により共通仮設費(率分)を変更する「間接工事費実績変更方式」を試行する。
また2個所に施工地が点在することから、建設機械を運搬する費用や交通規制などがそれぞれに発生するなど、積算額と実際にかかる費用に乖離が考えられることから、工事個所ごとに共通仮設費、現場管理費の算出を行う「施工箇所が点在する積算方法」も採用する。
見積の提出を求める工種は直接工事費のうち「新設階段架設工」、「既設階段・高欄撤去工」。実績により変更を行う工種は共通仮設費(率分)のうち、「安全費」。
入札公告は令和2年1月28日で、開札日は令和2年3月11日。工期は契約の翌日から令和2年8月31日まで。
工事概要は次の通り。
▽太子堂歩道橋=歩道橋階段工場製作(階段桁、支柱、落橋防止装置、排水装置、高欄改修含む)約 8・0t、新設階段架設約8・0t、塗装約260㎡(全表面積)、高欄設置約50m、排水桝6個、排水加工管約5m、落橋防止装置4組、既設階段・高欄撤去1式。
▽熊野町歩道橋=‥紙面に続く