宮崎市 長寿命化修繕計画更新/2019年度から10年間で対策費64億円

宮崎市が今後10年間に修繕する橋梁

 宮崎市は2013年度に策定していた橋梁長寿命化修繕計画を、近接目視による定期点検が進捗したことを受けて、2019年5月に更新した。
長寿命化修繕計画に位置付ける橋梁は定期点検を実施した橋長2m以上の1148橋と、架け替え事業中の小戸之橋を合わせた合計1149橋。対象期間は19年度から10年間。
架設年度が判明している橋梁を年度別に整理すると、1980年代と2000年代前後に集中。橋齢50年を超える橋梁数は全体の13%程度。これが20年後には64%と急激に増加する。
管理事業所別では市役所が700橋、佐土原総合支所が152橋、田野総合支所が94橋、高岡総合支所が113橋、清武総合支所が90橋。
橋種別ではRC橋が3割で304橋、PC橋が4割で460橋、鋼橋が1割で84橋、BOXが2割強で294橋、石橋が2橋、混合橋が5橋となっており、コンクリート橋(RC橋、PC橋、BOX)で9割を占める。
橋長別では、橋長5m未満の橋梁が402橋で35%を占め、5~10mが214橋で17%、10~15mが176橋で15%と、橋長15m未満で約7割になる。一方100mを超える長大橋は16橋で、小戸之橋(架け替え中)、赤江大橋、高松橋、平和台大橋など。
定期点検結果は対策が必要なⅢ判定橋梁が58橋で全体の5%、緊急的に対策が必要なⅣ判定橋梁は0橋。Ⅲ判定の橋種別内訳は、RC橋が18橋、PC橋が19橋、鋼橋が15橋、BOXが5橋、混合協が1橋。コンクリート橋がⅠ判定がおよそ半数を占めるのに対して、鋼橋は1割に留まり、Ⅱ判定が7割強。Ⅲ判定の代表的な損傷は、上部構造では破断や、腐食、剥離、鉄筋露出、ひび割れなどで、ほかに支承の腐食や、下部の洗堀、伸縮の段差など。
今後10年で対策を実施する橋梁は優先順に小戸之橋(橋長503・3m、鋼橋、架け替え)、古川橋(橋長12・1m、PC橋、架け替え)、新町橋(橋長147m、PC橋、架け替え)など数十橋で、対策費用は約64億円。
今後50年間の維持管理費を比較すると、事後管理型(更新型)の対策費は約1300億円、予防保全を導入した維持管理の対策費は約600億円となり、約700億円のコスト縮減効果が見込‥紙面に続く

宮崎市橋種
宮崎市点検結果
宮崎市橋長別