JR東海、進む新幹線の大規模改修/ 2013年度から10年間予定/ 鋼橋233カ所21㎞(1500連)、コンクリート橋148㎞

JR東海 大規模改修 鋼トラス
JR東海 大規模改修 コンクリート橋

 JR東海は2013年度から、東海道新幹線の橋梁やトンネルの大規模改修工事に5年前倒しで着手している。工期は10年間。新工法の採用で費用を当初計画の1兆971億円よりも約3割(3663億円)減の7308億円とし、運行への影響もほぼなくす。開業から約50年がたつ新幹線の経年劣化対策を急ぐ。
改修は東京―新大阪間515㎞のうち、鉄橋、コンクリート高架橋、トンネルの計約240㎞が対象。鋼橋は233カ所21㎞(1500連)、コンクリート橋は148㎞、トンネルは66カ所69㎞になる。1964年の開業以来、全面的な改修は初めて。従来は鋼橋の架け替えなど大規模な改修を想定していた(鋼橋架け替え21㎞1720億円、コンクリート橋断面修復148㎞4600億円)が、既存設備を補修して同等の強度を確保する自社開発の新工法を採用、費用を3割削減する。
新工法は小牧市の研究施設で2002年から開発に本格着手し、既存設備の長寿命化に主眼を置いた。鋼橋の改修では、トラス桁の床組接合部に補強部材を添加したり、スルー桁の支承部を取替・補強したりすることで、応力分散により応力分散により桁の変状の発生を未然に防止する。コンクリート橋ではラーメン高架橋などの張り出し部を鋼板により被覆することで、コンクリートの中性化を抑制する。12年度に複数地点で試験的に導入して安全性を確認・・紙面に続く

JR東海 大規模改修 鋼スルー