葛飾区 橋梁長寿命化計画更新

葛飾区 橋梁写真
葛飾区の長寿命化修繕計画

◆橋長2m以上に対象拡大し29橋で策定
「新中川橋梁架替事業」に4橋

 葛飾区は2019年6月、橋梁長寿命化修繕計画を更新した。区では2009年度に橋長15m以上の橋梁を対象として「橋梁長寿命化修繕計画」を策定、予防保全型の維持管理へと政策転換し、計画的な修繕や架替工事を進めてきた。今般の更新では、橋長2m以上の橋梁を計画対象として追加した。対象は道路橋26橋、歩道橋3橋の合計29橋。また今回は、道路法の一部改正に伴い、専門技術者による近接目視の定期点検を2015~18年度にかけて実施した結果を踏まえて計画を更新した。計画期間は、長期計画が50年、中期計画は10年。 基本的に橋梁は維持管理により100年以上の寿命を目指す。
橋齢でみると、区が管理する橋長2m以上の橋梁29橋のうち、供用 後50年を超える橋梁は現在9橋で、管理橋梁の31%。これが今後10年のうちに19橋(66%)、20年後には23橋(79%)に増加する。
橋長別では、200m台が2橋、100m台が7橋、100m未満が20橋。
区では健全性の把握を、「葛飾区橋梁定期点検要領」に基づき、6カ月に1度の通常点検と、5年に1度の定期点検の二つの点検で実施。
橋梁の損傷の早期発見を目的とした通常点検を活用し、清掃や土砂詰まりの除去など、比較的対応が容易なものは、日常的な維持作業で措置を進めている。
定期点検では、健全性診断の判定区分を4段階、▽区分Ⅰの健全(構造物の機能に支障が生じていない状態)▽Ⅱの予防保全段階(構造物の機能に支障が生じていないが、予防保全の観点から措置を講ずることが望ましい状態)▽Ⅲの早期措置段階(構造物の機能に支障が生じる可能性があり、早期に措置を講ずべき状態)▽Ⅳの緊急措置段階(構造物の機能に支障が生じている、又は生じる可能性が著しく高く、緊急措置を講ずべき状態)に区分。
判定区分Ⅳの場合、通行止めなどの応急措置を含め、緊急に対策を実施、Ⅲの場合は概ね次回点検まで(5年)に対策をする。Ⅱの場合は予防保全型の対策をする。
2015~17年度の点検結果はⅢ判定が1橋(外環東人道橋)、Ⅱ判定が13橋、Ⅰ判定が15橋。
橋梁の重要度による対策の優先順位として・・紙面に続く

◆2019~28年度 全29橋で点検2回
工事は10橋 塗装と上部工補修など

 2019~28年度までの計画では、全橋が点検を2回予定。内訳は19年度が0橋、20年度が13橋、21年度が0橋、22年度が10橋、23年度が6橋。ここで一巡し、24年度が0橋、25年度が20年度と同じ13橋、26年度が0橋、27年度が22年度と同じ10橋、28年度が23年度と同じ6橋。
工事は10橋で予定し、塗装と上部工補修が2橋、上部工補修が2橋、塗装下部工補修が1橋、塗装が1橋、塗装と舗装が1橋、舗装が1橋。
工事の年度別内訳は次の通り・・紙面に続く