厚岸大橋、09年から全面補修中/19年度まで10億円で 

10カ年計画で2019年度まで補修が続く厚岸大橋 
10カ年計画で2019年度まで修繕が続く厚岸大橋

1972年(昭和47年)に北海道で初めての海上橋として開通した厚岸大橋の補修を北海道釧路総合振興局根室振興局が進めている。2009年度(平成21年度)から19年度(31年度)まで、10億円かけた全面補修工事。
厚岸大橋は道道別海厚岸線の厚岸町に架かる5径間ゲルバー形式連続ワーレントラス橋。床版形式はRC床版。橋長は456.5m(81.9+91.0+主径間109.5+91.0+81.9)、幅員は全幅12.9(車道7.0、両側歩道1.5)、総鋼重1319t。上部工製作は函館どつく、宮地鉄工所。上部架設は宮地鉄工所。床版工と下部工は大成建設。
直近の点検は15年度。これを受け、床版下面の遊離石灰を伴うひび割れと、地覆コンクリートひび割れ、剥離および伸縮装置の漏水を18年度までに補修した。
09年度からの全面補修工事で特に主要なものは、上部桁とトラス部塗装塗替え、床版補修、橋面防水、高欄・地覆補修など。直近では床版補修、伸縮装置取替えを昨年の8月から今月までの工期で実施。来年度にはP1、P2、P3橋脚保護部補修、アプローチ部防護柵取替え、A1・A2橋台クラック補修を7~12月に予定している。
塗装の塗替え計画はなく、5年ごとの橋梁点検結果により判断している。橋梁全体の全塗装面積は17200㎡(トラス部6300㎡+桁部10900㎡)で、塗膜に鉛含有。塗装塗替えは過去(1984年:昭和59~1990年:平成2)に行われており、近年の実績は2010~14年で、桁およびトラス部の全面積の塗替えをした。塗替箇所は桁部およびトラス部全面。旧塗装系は塩化ゴム系塗装で、塗膜剥離剤(インバイロワン工法)で除去。素地調整のは無機ジンクリッチペイント。新塗装系は重防食塗装RC-Ⅰで、寿命(耐用年数)は30年程度を見込む。
今後は、5年に1回の橋梁点検のなかで、損傷度合や損傷経過を確認し、補修計画を策定する考えで、次回橋梁点検は20年度(H32)に予定。
橋梁の維持管理上の課題として・・紙面に続く