ICT施工拡大に向け 来年度に産官で基準類策定へ 橋梁関連 9現場で試行進む 基準類提案受付は来年度下期に

ICT施工 橋梁関連案件一覧
ICT施工 橋梁関連案件一覧

国交省はICT施工の拡大に向け、新たに産官共働による基準類の策定と試行、3D設計データの施工シミュレーションへの活用などを進める。
基準類の策定と試行では、ICT施工をより多くの工種や技術に対応できるようにするため、施工者やICT機器メーカー、業界団体などから、新たな基準類の提案を受け付け、産官で協力して基準類を整備していく。提案基準類の受付開始は2019年度下期を想定。提案内容の確認をしたのちに、20年1月頃にワーキンググループで審議し、4月以降の運用開始を見込む。
3D設計データの施工シミュレーションへの活用では、現場が進捗に応じて作業範囲や機材配置が常に変化するため段取りが重要だとの観点から、3D設計データであらかじめ施工をシミュレーションしておくことが有効だとして、特に中小規模工事においても効果のある活用例を集め、広く周知をしていく。
また今後、現場作業員を必要としない施工や自律自動施工を視野に入れた場合、建設機械本体に安全対策が重要との観点で、安全性に関する効果の検証を進め、安先生向上に役立つIoT機器、ICT機器技術の選定と検証をし、建設機械に関する技術指針を見直す。
ICT活用工事(土工、舗装、浚渫)の2018年度以月末時点の実施状況は、直轄工事がICT活用工事の公告件数1645件に対して実施件数が785件で48%と、16年度36%、17年度42%から着実に伸び、また都道府県政令市では2297件に対し508件で22%と、昨年の33%(公告件数880、実施291)より減少したものの、全数が大幅に伸びた。
橋梁関係ではi-Bridgeとして、BIM/CIMの活用が2018年度は95件(昨年9月時点、設計58件、工事37件)で、昨年度の60件(26件、34件)を大幅に上回っている。主に大規模構造物の詳細設計業務で伸びた。
ほかにICT関連としては、今年度に現場で試行中のものとして、建設現場からデジタルデータをリアルタイムに取得し、このデータとIoTやAIをはじめとする新技術を活用することで、建設現場の生産性を上げたり、品質管理を高度化したりする取り組みが進む。
取得データはクラウド環境などにより、‥紙面に続く