鹿島/美シール工法を東京港内の橋梁に適用/塩害に対する長寿命化を目的/高い耐久性発現を確認

鹿島は20日、コンクリート表層の品質向上のために開発していた「美(うつく)シール工法」を、東京港内で施工中の中防内5号線橋りょうほか整備工事の橋台・橋脚14本の壁面、約3,000m2に、コンクリート構造物の塩害に対する長寿命化を目的に適用したと発表した。
美シールはコンクリートの表層部を緻密にすることで、塩分などの劣化因子を浸透しにくくして、内部鉄筋の腐食を防ぎ、構造物を長寿命化するというもの。あらかじめ内側に高撥水性シートを貼りつけた型枠を建て込み、そこにコンクリートを打設、脱型後はシートがコンクリート側に残置され、コンクリートの表面を一度も外気にさらすことなく長期間にわたって湿潤状態を保つことができるようにすることで、コンクリートの表面気泡が低減し、緻密な仕上がりになるという。
同工法は、同社とプラスチック製品メーカーの積水成型工業、石田哲也東大教授が2014年に共同で開発した。平成27年度土木学会賞技術開発賞、2018年日本コンクリート工学会賞技術賞を受賞‥紙面に続く