特集・世界はトリプル10照準/2017年度決算

営業利益率、営業利益増加率、売上高増加率2017年度の決算を決算短信や有価証券報告書の情報、つまり橋梁を扱う上場企業を中心にみていく。増収、増益などが多くみられるが、儲け方のなかみを、いくつかの指標のランキングをもとに、読み解いていただけたら幸いだ。
例えば、次頁以降で紹介する橋梁を扱う上場企業の売上高と本業のもうけの利益率を示す営業利益率をクロスでみると、利益の出ない・薄い工事を避ける選別受注の傾向があることが読み取れる。
営業利益率を例にしたが、売上高営業利益率10%、総資本利益率(ROA)10%、売上成長率10%、世界の企業はこのトリプル10に照準を当てる。これは何を意味するか。持続的に効率よく稼ぐ力を示す。
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一人当たりの営業利益決算の数字を見る意味は何か。それは、自社、そして競合他社が、どのような儲け方をしているか、儲けを伸ばす余地があるとすればそれはどこか、突き止め、経営戦略に生かすためだろう。加えて、自社が所属する業界自体の魅力度、つまり成長性を窺うことも大事だ。懸命に働き業績は好調、業界で生き残る勝者であるとしても、マーケット自体が縮んでいるとすれば、当然、他業界に比べ生み出す付加価値、つまり給料も見劣りする、一面の勝者になるからだ。その時、かつての競合は、そのマーケット自体を捨て、もっと成長率の高い市場で、より多くの利益・付加価値を出しているかもしれない・・・9月10日付紙面に続く