橋梁塗膜PCB含有調査 2019年度末で54・8%に
自治体が63%、省庁は38%
ストックホルム条約・2028年までの処分

橋梁塗膜ならびに塗膜く ずのPCB調査の状況 2021年3月公表
橋梁塗膜ならびに塗膜く ずのPCB調査の状況 2021年3月公表

 環境省が今年3月に公表したPCB(ポリ塩化ビフェニル)含有塗膜調査の進捗状況(2020年3月末時点)によると、対象橋梁26534橋のうち、調査実施済みは14549橋で54・8%となっている。
 PCBは一部塗料の可塑剤として添加されていたことが知られている。特に一部の塩化ゴム系塗料に使用されており、道路橋などの鋼構造物の塗膜からPCBが検出されている。これらのPCB含有塗膜の大部分は塗替えなどで塗膜くずになった際、低濃度PCB廃棄物に該当すると考えられる。このPCB廃棄物については、PCB特別措置法に基づき、処分期間内の処分が義務付けられていることから、環境省ではPCB含有塗膜について、各省庁、自治体、民間事業者の調査を実施、毎年3月末時点の取りまとめをし、進捗を更新、公表している。
 調査対象施設は298の機関・事業者が管理する32354施設。昭和41年から昭和49年に建設または塗装された(一部それ以外も含む)橋梁、洞門、排水機場・ダム・水門、タンク、船舶などで、全体の82%にあたる26534施設(橋)を橋梁が占める。管理者別では地方自治体が7割超を占めている。
 調査実施済みの14549橋(対象橋梁の54・8%)をみると、‥紙面へ