橋梁長寿命化に1031億円超
更新・修繕・撤去 3566橋
2021年度の国土交通省の予算から橋梁・道路案件を取り上げ地域別にシリーズで掲載する(2021年度の国の発注見通しから橋梁案件を抜粋集計した情報は4月26日付に掲載済。北海道開発局と東北・北陸地整は5月24日付に掲載済)。今回は関東地方整備局、中部地方整備局を取り上げる。
関東地方整備局の2021年度道路予算は直轄が2536億8800万円で、国庫債務負担行為(ゼロ国債)が115億9400万円。補助は1892億7000万円。
中部地方整備局の2021年度道路予算は直轄が1908億6200万円(一括配分が614億2300万円)、国庫債務負担行為(ゼロ国債)が54億8200万円。補助は829億1500万円。
橋梁長寿命化修繕計画に位置付けた橋梁の更新や修繕、撤去、点検、計画策定などへの予算を抜粋集計すると、この2局で1031億6400万円。中部地整が538億3200万円、関東地整が493億3200万円。県域別では静岡県内が最大で176億4800万円、次いで愛知県内が118億6300万円、長野内が109億7000万円、茨城県内が92億8300万円、千葉県内が79億7100万円など。
これらの予算で2021年度に対策する橋梁数(点検および計画策定のみの個所は記載していない)は、‥紙面へ

◆◇関東地方整備局◇◆
橋梁関連では、「防災・減災、国土強靱化、災害復旧・復興の推進」として、▽国道357号舞浜大橋(千葉県浦安市)の耐震補強対策等を引き続き推進するほか、▽国道20号法雲寺橋(山梨県大月市)は、2月に歩道橋の応急復旧が完了し、引き続き2021年度内の本復旧を目指し事業を推進する。
「ネットワーク整備」としては、▽中部横断自動車道(長坂~八千穂)や国道20号諏訪バイパスをはじめとする未整備区間の事業化に向けて、ルート・構造検討に係る調査等を進めるほか、▽大宮駅周辺において、交通拠点の機能強化に関する整備方針の検討、▽渋谷駅及び八王子駅周辺、並びに、横浜青葉、潮来及び富浦IC周辺において、交通拠点の機能強化の必要性等の調査を実施する。
ほかに、▽群馬県国道50号本町二丁目交差点、▽茨城県国道6号小美玉道路(仮称)で、概略ルート・構造の検討(計画段階評価を進めるための調査)を進める。
■茨城県内の主な橋梁事業
●新規事業
【国道6号酒門町交差点立体】(直轄、2021年度事業費:1・0億円) 国道6号酒門町交差点立体は、水戸市内の交通混雑緩和と交通安全確保及び物流性向上を目的とした茨城県水戸市住吉町から同市酒門町までの延長1・1kmの立体事業。
2021年度は、調査設計を実施する予定。
●継続事業‥紙面へ




































