久留米工業高等専門学校は、鋼橋など老朽化した大型構造物の延命手法の実用化に向けた研究をはじめた。簡易な補修方法で低コストに補修できる体制の構築を目指す。今年度の研究は公益財団法人JKAの支援を受けて行う。
これまでの研究で、金属微粒子とプラズマ焼結技術を用いたき裂補修と、寿命の延命に成功していることから、今回の研究では、炭素コーティング鉄微粒子を用いてさらなる延命に挑戦するもの。
金属微粒子とプラズマ焼結技術を用いたき裂補修は、損傷部に金属微粒子を充填し、プラズマ焼結を行うことで、き裂面内に焼結物を作成し、損傷部を補修する技術。金属は一般的に温度が生じると強度や延性が低下してしまうため、補修部分のみ加熱するプラズマ焼結は補修には最適という。
今回の研究では、‥紙面へ

