クローズアップ・耐震補強

中日本高速耐震補強計画

NEXCO中日本 耐震補強計画で情報を更新
  2021年度 工事51件、業務49件発注
    早期完了目指す区分では設計着手率100%に

 NEXCO中日本は4月1日、2019年8月30日から断続的に情報を更新している橋梁の耐震補強計画について、進捗状況や発注見通しを更新し公表した。
 2021年度の発注は工事51件、業務49件を予定。工事規模は5億円以上~WTO基準価格未満が約7割を占め、50億円以上も3件。早期の耐震補強完了を目指し、事業を進めている大規模地震発生確率が高い地域の橋梁の設計・工事状況としては、公表資料を集計すると、設計着手率は100%に達し、工事は着手率は5割に満たないものの、契約済みが急伸しており、設計から工事へと遷移していることがわかる。
 NEXCO中日本は‥紙面へ

NEXCO2021耐震補強発注見通し
NEXCO2021耐震補強発注見通し

NEXCO中・耐震 2021年度工事 上半期にほぼ発注
 東側路線は5億円~WTO基準価格未満に集中
    支承取り替えや落橋防止設置など中心
 西側路線は10億円~50億円以上に
    連続繊維シート補強が中心

 2021年度の発注案件をみると、工事51件のうち、最多は東名高速特定更新で9件、中央道特定更新1件も合わせ、特定更新関連や約1割を占める。次いで、中央道8件、東名と名古屋第二環状がそれぞれ7件ずつ、など。
 東名(特定更新含む)、西湘バイパス、新湘南バイパス、小田原厚木道路など東側の路線は5億円~WTO基準価格未満に集中傾向がみられ、東海北陸、伊勢湾岸、名古屋第二環状、伊勢道、中央道(特定更新含む)など西側の路線は10億円以上~50億円以上に集中傾向がみられる。50億円以上は伊勢湾岸の名和高架橋他12橋耐震補強工事と、名古屋第二環状の西條高架橋他16橋耐震補強工事と山田高架橋他14橋耐震補強工事。
 支承取り替えや落橋防止設置、‥紙面へ

NEXCO中日本耐震補強計画
NEXCO中日本耐震補強計画

2021年度業務 今年度工事発注少ない東海北陸道が旺盛
 エリアは郡上、関、美濃の3市に集中

 2021年度の業務発注案件をみると、49件のうち東海北陸道が最多の24件で約5割を占め、次いで北陸道と中央道が8件ずつ。今年度工事が多い東名や名古屋第二環状などはゼロで、今年度工事がなかったり少なかったりする路線で、設計が多く出ている。2022年度以降はこれらが工事に遷移していく。
 東海北陸道では‥紙面へ

早期の耐震補強完了を目指す橋梁
 橋梁耐震 今年度は伊勢道や東名などで工事進捗
  未着手は名古屋第二環、伊勢道、伊勢湾岸道、東海北陸に

 早期の耐震補強完了を目指して事業を進めている、大規模地震発生確率26%以上の地域での、①橋梁耐震性の向上を図る橋梁302件、②支承逸脱対策を図る橋梁176件への設計・工事の進捗としては、設計はいずれも着手率10
0%、工事着手率は①が27%、②が46%。
 橋梁耐震性の向上を図る橋梁の対象は、主に「S55~H7の基準」で建設された橋で「従前の耐震性能2」が未確保の橋梁。耐震性を向上させることを目的とした対策を実施する。
 支承逸脱対策を図る橋梁の対象は、主に「S54以前の基準」で建設された橋で「従前の耐震性能2」が確保済の橋梁。緊急輸送路の確保を目的とした対策を実施する。
 対策は、橋脚などの耐震補強に加え、落橋防止装置の設置や、支承部高さの高い支承から支承部高さが低い支承への取り替え、支点部における上部構造の座屈対策など。
 橋梁耐震性の向上を図る橋梁302件についてみると、‥紙面へ

支承逸脱対策 東名、中央で旺盛

 支承逸脱対策を図る橋梁176件についてみると、最多は東名高速で82件、次いで中央道64件、東名阪道13件。
 工事完了はわずか2件で、契約済みは78件。工事中または近く工事着手とみられるこの78件も、‥紙面へ

全国・2020年度耐震補強
 三重、埼玉、山梨、島根、静岡の各県 工事、設計とも多く
  北海道やNEXCO西・中 設計多く

 2020年度の主な発注機関の耐震補強発注案件をまとめると、工事ならびに設計とも発注件数が多いのは順位に多少の変動があるものの同じ発注機関が占めていることが分かった。また、耐震補強は工期が長いものも多く、2021年度以降の工期となる案件も多数ある。金額が膨らむ案件は工期も長くなっている。耐震補強発注件数が上位の機関、2021年度以降の工期の案件、落札金額が5億円以上の案件の傾向をまとめる。
 2020年度の耐震案件発注を集計すると、‥紙面へ

2020年度全国耐震補強案件集計
2020年度全国耐震補強案件集計